私立高校の入試が終わった。
出願どおりに全員が合格した。
おめでとう。
ただ。
たーだ。
発表の日に塾に来ての第一声が誰も「合格しました!」じゃないのはどゆこと?
「先生ちょっと聞いてくださいよ、マンションの上の階の…」
ちょいちょいちょい、ちょっと待てい、違うやろ?
報告することがあるやろ?
「あ、合格しました、ふふ」
軽いわ!
「こんちあ~、…寒いすね、ふぅ…」
ちょいちょいちょい、寒いすね、ふぅじゃないやろ?
報告することがあるやろ?
「え?…ん?…ああ、合格しました」
軽いわ!
的なやりとりを繰り返した。
合格して自己完結していたのか、報告してくれるほどの信頼関係じゃないのか。
こちとら発表前日はガソリンスタンドに灯油を入れにいって灯油缶を置き忘れて来たり、当日は熱々のお茶を股間にこぼしたり(※ズボンは履いてました)、時折吐き気を催しながらそわそわして待っていたのに。
公立の発表のあとは誰も報告に来ない気がする。
ともあれ残り1か月。
再度気持ちを引き締めてもらうために軽くお説教をした。
というのも生徒から聞く学校の様子が本当ならばひど過ぎる。
少なからず流され無為に時間を過ごしている。
冬休みが明けるときにも話した「和して同ぜず」。
自分自身のことを一番に考えて行動してほしい。
それは決してわがままなことじゃない。
恐いかも知れないけど人の中でも孤独になれることが大切。
塾でやってるように家でも学校でもやればいいだけ。
本当に合格したいならあと1か月ぐらいもっと勉強してもいいと思うよ。
そんな感じでよろしく。
って子どものときに嫌いだった「勉強しろ」っていう大人になっとるわ。
ショック。
次の合格も自分でしっかり引き寄せてください。
足の指、しもやけ、かゆい。
Keita