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卒業作文/ユヅキ

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ユヅキ/中村学園女子

 

入試を終え、結果が出た今の率直な気持ち

今の気持ちは信じられないです。もちろん…うれしい気持ちもあるけど、自分の中でやらかしたと思っていた部分があって、合格発表までの2日間その事を誰にも言えませんでした。それがあって自分1人で、ああ……落ちた……と本気で思っていたので、担任の先生から「合格です」と言われて驚きました。しかも「一般進学じゃなくて特進です」と言われて本当に信じられませんでした。

 

受験勉強を通して変わったところ、成長したところ

変わったところはメリハリがついたところです。私は小さいころから凄いテレビっ子でゲーム大好きでした。今まで学校の宿題だったり塾の課題でもなんでも「やらなきゃな……もう少しテレビ見たいな……」と、やらないといけないことを後まわしにしていました。そして最後に全て取り組もうとしてまにあわなかったりすることが多かったです。でも3年生になって塾で自習をするようになったり、家でも勉強するようになったりして、テレビやゲームに興味がなくなっていきました。その分ニガテを少しでもなくすために出された宿題だけじゃなくて、自分で考えて、ワークやドリルを解くようになりました。自分で勉強して覚えた単語や実験方法が学校のテストや塾の授業で出たときに、それを使ったりして問題が少しずつ解けることが自分の中でうれしかったです。また、3年生の夏あたりまで勉強といったら教科書ひろげてノートひろげて教科書の内容ひたすら写す。と、今考えたら信じられない勉強の仕方をしていました。自分の中で勉強ずっとしているのに全然成績が上がらない状態が続いていました。でも先生から課題以外に「あれやってみるといいよ」と言われた事をまずやってみました。そしたらできる所が増えていって、定期テストや実力テストに少しずつ成果が表れてきて、効率の良い勉強の方法を理解していきました。今はもう教科書は写していません。

 

次の挑戦に向けて変えたいところ、直したいところ

次の挑戦に向けて変えたいところは、1つは苦手な単元を後まわしにするところです。どうしても勉強するときに好きな単元から取り組むことが多いです。これからさらに苦手な単元を多く無くすためには、今まで得意な単元にあてていた時間を、解くのに時間のかかる苦手な単元にあてて、ゆっくりでも1つ1つ理解していかないといけないと思います。2つ目は自分に甘いところです。成績が少しでも上がったら1人で大喜びしてすぐに舞い上がるところは直したいです。受験勉強をして成績は少しずつしか上がらないけど、落ちるのは本当に一瞬で落ちていきます。「成功は一日で捨てろ」という言葉がありますが、これからはその教訓を生かし、すぐに舞い上がらずに毎日コツコツと「真摯に」取り組んでいきたいと思います。

 

印象に残っていること

印象に残っていることはたくさんあります。まず、自分が課題をしなかったりちこくが多かったことです。先生や塾のみんなにはたくさん迷惑をかけました。その度に先生や周りの友達から言ってもらった言葉を通して、課題をすることもちこくをしないできちんと授業をうけることも、最終的には全て自分のためにすることなので、自分を大切にする上でも気をつけたいと思いました。また、調先生が言っていた事として「真摯に取り組む」ことです。私は英語がすごく苦手で、問題集に書いてある文法を一単元ずつ1文1文じっくり読んで解いていく地道な勉強方法でつかれたときは、調先生が言っていた「真摯に……真摯に……」という言葉を思い浮かべてがんばっていました。圭太先生が言っていた言葉として自分の中で印象に残っているのは「やる気がなくてもできる人になれたらいいね」という言葉です。勉強していくうちに勉強することは好きになりました。でも「どうしてもきついときにできるかどうか」と言われたときに、私は、やる気があるときはずっとするけど、やる気がないときは本当にしない人だなと思いました。その言葉をきいてからは、やる気とか関係なく普通に取り組めるようになりたかったので「今日はやりたくないな」と思う前に勉強するようになりました。でも、自分の中で一番学んだことは、勉強することの楽しさです。先生が2人とも言ってた事で「勉強に才能とかない」と言ってました。塾の授業は毎日凄く楽しいのに、勉強自体はきちんと頭に入って、できることが増えていきました。毎回の授業を通して、勉強はきつい事じゃない、つらい事じゃないことを学びました。勉強が楽しいと思えるようになったのは、才能やらなんやらにとらわれずに、みんなと一緒に楽しんで努力することができたからだと思います。

 

こんな高校生活にしたい

今できることを一生懸命にやる高校生活にしたいです。今、部活続けようかなとか勉強ついていけるかなとかいろいろ考えていることはあるけど、一度しかない高校生活だからやりたい事をやって後悔しない高校生活にしたいです。高校では今よりもっと勉強する量が増えると思うしテストもたくさんあると思います。どんな時でも楽しく乗りこえていけたらいいなと思っています。一番頑張りたいのは理数の勉強です。数学はもっともっとおもしろい問題を解いてみたい気持ちがあるし、理科は物理と地学を得意にして、化学や生物も難しい問題を解いてみたいです。反対に文系は英語を頑張りたいです。入試前から単元を1つずつつぶしていってたけど、中学1年生の頃とかは完全に勉強から逃げていました。高校では1年生の頃から苦手をつくらないように、わからない所は先生にきいたり友達に教えてもらったりして学習したいです。

 

三年後の自分へのメッセージ

3年後の自分へ

高校生活の3年間は中学校生活よりも楽しむことのできる3年間にすることができましたか。義務教育である小中学校とは違って、高校では今まで経験した事のない体験ができるのかなと思っています。勉強面ではより難しい問題に取り組むことができると、今は楽しみな気持ちが大きいです。でも数学なのにたくさん文字がでてきたり、社会もいくつかの種類にわかれたり、楽しみな気持ちだけじゃ乗りこえられないときもあると思います。そういうときは今の楽しみな気持ちを思い出して頑張ります。行事やイベント事では特に今までより生徒達が中心となって動くことができる機会が増えると思います。高校の行事は中学校とちがうところがあり、わからなくて最初は戸惑うと思うけど、1つ1つの作業に丁寧に取り組みたいです。

 

後輩へのメッセージ、アドバイス

私は中学2年生の10月頃に入塾しました。当時は全教科ボロボロで、勉強に対する姿勢も最悪でした。ナイアに入って本格的に勉強するようになってから、今まで勉強に向かうまで時間がかかっていたのが、少しずつ勉強が楽しくなって結果に表れるようになりました。最初は順調に上がっていった成績も、だんだんのびなくなって、どう勉強したら成績がのびるのかわからなくなりました。私の成績が再びのびるようになったのは、調先生や圭太先生から言われた事をとにかくするようになってからです。それまでは言われた課題だけをして終えていた勉強だったけど、先生から言われた事もしました。もちろんわからない事だらけでした。私がわからない問題を全て先生に質問するとものすごい量でした。先生に何十回も同じことを言われてもわからなくて、言われていくうちに急に天から降ってきて、なるほど!!となることも多々ありました。途中から、こんなに聞いたらしつこいよな、と思ったり、何度も同じ説明してもらっても理解できないときに申し訳ないと思うこともありました。でも先生はきちんと答えてくれました。自分で勉強するときは、授業とは違い解説がない場合もあるから、少しでも、ん?と思ったら、自分で調べて、まよわず先生に聞きに行くことが大切だと思います。私はそれで成績が上がっていきました。あとは入試前とか、周りの人とどれだけ差を感じても、自分も頑張っていたら心配しなくても頑張った分結果にでてくると思います。

 

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