今春、ICTを導入にするに至った理由は次の2点です。
・時代の要請(外的要因)
・知の開放(内的要因)
時代の要請(外的要因)
ICTとは Information and Communication Technology(情報通信技術)の略です。
今春、これを塾にも本格導入することとなりました。
英検などの民間英語試験が導入される教育現場や、就職活動・社会人教育の場でデジタルデバイス(スマートフォン・タブレット・パソコン)を利用する試験(CBT:Computer Based Testing)が今後ますます増加します。
近い将来これらと出会うとき、ストレスなく対応できるようになっている必要があると判断しました。
そのような外部環境を踏まえた個人的な見解は、福岡に来てから10年の間、携帯電話をはじめとするデジタルデバイスは『塾に通う中学生にとって』「なくてもいいもの」から、「あってもいいもの」、「あったほうがいいもの」と変遷してきました。
そしていよいよ「必要なもの」という認識に至り、導入に踏み込みました。
ここでいう「必要」というのは、勉強で使うとか、受験で有利というレベルの話ではなくて「生活水準を大きく底上げする」ために必要であるということを指します。
知の開放(内的要因)
先に挙げた「時代の要請」が外的要因である一方で、デジタルデバイスを導入する内的要因もあります。
学びたいと思う人が快適に学ぶ環境を整えるために、指導者や身の回りの大人によって蓋をされる知の上限をなくすことがデジタルデバイスを利用する目的です。
気になったことを検索したり、言語化しにくい内容を伝えるための視聴覚資料として活用したりすることに利用します。
塾としての今後の課題は、授業コンテンツを用意してライブ授業を減らすこと。
また、将来的には塾の教材に生徒各自が自由にアクセスして閲覧・印刷できるようにする予定です。
このように、指導者や環境によって作られた天井を取り払うことが、より良い学びにつながると考えます。
生徒にとっての学び方改革は、指導者にとっての教え方改革でもあるのです。