ナイアん家

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連立方程式の記述解答

 

2 年生の数学。

連立方程式の文章題で,パターンの学習が一通り終わったら,記述解答の練習をしながら復習をします。

方程式の記述解答の書くポイントは 6 個です。

  1. 設定
  2. 立式
  3. 吟味(ぎんみ)
  4. 答の導出

 


\((\)例題\()\)

ある中学校の昨年の陸上部員数は,男女あわせて \(50\) 人でした。今年は昨年とくらべて,男子は \(10\%\) 減り,女子は \(20\%\) 増えたので,男女あわせて \(1\) 人増えました。今年の男子と女子の部員数をそれぞれ求めなさい。


\((\)模範解答\()\)

昨年の男子の部員数を \(x\) 人,

女子の部員数を \(y\) 人とすると

\begin{cases}x+y=50&\\-\displaystyle\frac{10}{100}x+\frac{20}{100}y=1&\end{cases}

これを解くと

\[x=30,~y=20\]

これは問題にあう。

今年の男子の部員数は

 \(30\times\displaystyle\frac{90}{100}=27\) \((\)人\()\)

今年の女子の部員数は

 \(20\times\displaystyle\frac{120}{100}=24\) \((\)人\()\)

 

男子 \(27\) 人,女子 \(24\) 人


 

① 設定

問題文の言葉を使って文字を設定します。

単位を忘れずに。

 

昨年の男子の部員数を \(x\) 人,

女子の部員数を \(y\) 人とすると

 

② 立式

文字を使って方程式をつくります。

連立を表す記号 \(\{\) を忘れずに。

 

\begin{cases}x+y=50&\\-\displaystyle\frac{10}{100}x+\frac{20}{100}y=1&\end{cases}

 

③ 解

方程式の解を書きます。

解答用紙に途中式は書かなくてもいいです。計算は問題用紙にしよう。

 

これを解くと

\[x=30,~y=20\]

 

もしくは \((\)教科書の表記\()\)

これを解くと

\[(x,~y)=(30,~20)\]

 

④ 吟味(ぎんみ)

方程式の解が問題にあっているかを考えます。

ひとまず「これは問題にあう。」と書いておけばいいです。

 

これは問題にあう。

 

もしくは \((\)教科書の表記\()\)

この解は問題にあっている。

 

⑤ 答の導出

解がそのまま答になるときは⑤は書かなくていいです。

解がそのまま答にならないときは,答を求める説明や式を書きます。

 

今年の男子の部員数は

 \(30\times\displaystyle\frac{90}{100}=27\) \((\)人\()\)

今年の女子の部員数は

 \(20\times\displaystyle\frac{120}{100}=24\) \((\)人\()\)

 

⑥ 答

最後に問題の答を書きます。

 

男子 \(27\) 人,女子 \(24\) 人

 

 


 

定期テストでは,普段教わっている学校の先生の書き方や問題の指示にしたがって書いてくださいね。

 

塾生との会話のなかでたま~に注意することがあるんだけど。

塾で学校の授業よりも先のことを習っていても

「塾ではこう習いました~」

とかいちいち言っちゃだめだよ。

マジウザいからね。

私は心がせまいので,私が学校の先生ならそんなやつ内申点 \(-5\) にします。