理科の物理で出てくる、10円玉が浮き上がって見える現象。
生徒が 10円玉って水に浮くんですか? と聞いてきたので、どう思うか聞き返したら、水にいれたことないからわかりません と叱られました。
ごもっともですね、ごめんなさい。
10円を水になんていれませんよね。
想像もできないことをいくら口頭で説明してもわからないだろうから実験しました。
浮かび上がるようすを見てわかってもらえたようでした。
10円玉が浮かび上がるみたいな記述にピンとこない生徒は毎年います。
実際は水をいれるとうつわの底が全体的に浅く見えていることを説明すると理解できるようです。
10円玉だけが浮かんで見えてるんじゃないよと。
お風呂で手や指が短く見えるなーって思ったことはないかたずねると、それもないと言うので、水に指をいれてみるのもやってみました。
へー くらいのリアクションだろうと思っていたら爆笑でした。
箸が転んでもってやつですね。
可愛らしい。
これに限らず、理科で取り扱ういろんな現象について、これまでの人生のなかで興味をもって観察したり疑問に思ったりしたことがなく、身近そうな例え話にもピンとこない生徒は年々増えている気はしますね。
そうではなく例え話がわかりづらいという、年々広がるただのジェネレーションギャップかもしれませんが。