入試の日が近づくなかでまだ解けない問題に出会うとあせるかもしれません。
でもちょっと落ち着いて考えてみてください。
ちゃんと勉強を重ねてきた人なら,解ける問題のほうが多くないですか?
どのテストをしても半分以上は解けていませんか?
もしそうなら,解けない問題のほうが少ないということですね。
できないことが次から次に見えてくるのはよく勉強している証拠です。
あせらないで 1 問ずつ対処していきましょう。
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まだ解けない問題に出会ったときは,次のどちらなのかを判断しましょう。
(1)用語や公式を覚えていない(知識不足)
(2)解き方がわからない(演習不足)
(1)なら,その単元の一問一答や基本問題を 1 日集中で繰り返し解いて覚え直しましょう。
(2)なら,その類題を 1 日集中で数題解いて解き方を身につけましょう。類題のチョイスは身近な先生にお願いするといいかもしれません。
どちらも短時間集中で一気に仕上げてしまうのがいいと思います。
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まだ解けない問題に出会ったあとの勉強法のひとつとして,付箋やメモ用紙に簡単にまとめてノートに貼りつけていくことをすすめています。
▼ 生徒のノート
教科はごちゃまぜで貼りつけてかまいません。
自分に不足していることだけを集めた参考書ができます。
どっしり構えて勉強できないような隙間時間に繰り返し見直すことができます。
寝る前に見るのもいいです。
覚えてしまったものは剥がして捨ててもかまいません。
実際にやってみるとメモにまとめた時点でだいたい覚えられます。
今日は模試でしたが,メモに書いたものから出題されていて正解できたようです。
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まだ解けない問題に出会うということは,新しいことに挑戦して前に進んでいる証拠です。
偏差値推移グラフに成果が見られなくても,できることは増えています。
自分のできていることにも目を向けて,できることもたくさんあることを実感して,落ち着いてがんばってください。