ナイアん家

STUDY ROOM nai`a の Blog

ヒマラボから始まった企画の裏側

STUDY ROOM nai`a では、7/12(金)と7/15(月・祝)の2日間、福岡大学の大学生である 阿部太一さんの力を借りて、「ある大学生の話」と「その大学生が好きなもの(アナログゲーム)」を伝えるイベントを行いました。

 

※この記事は先日の 

ヒマラボで出会った大学生によるお話(20190712) - ナイアん家 と、

ヒマラボ × アナログゲーム × 学習塾(STUDY ROOM nai`a) - ナイアん家 を振り返る内容の記事です。

 

 そもそもこのイベントは、

阿部さんとの話で、

「(大学生活残りわずかとなってきて)塾のバイトも在学中にやってみたかった。」

「自分で塾を開くというのはどのようなものですか?」

という言葉が出てきたのがきっかけでした。

 

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それまでの研究や人柄、やってみたいことに対する貪欲な姿勢は ヒマラボ で数回会うだけでも伝わってきましたし、日々の学びをアウトプットしているのを傍目で見ていたので、そんな人がやってみたいというならやってもらおうと思って、その場でOKを出しました。

 

阿部さんに、生徒の前に立ってもらう際に考えたのは

教科指導をしてもらうのではもったいない、ということ。

 

せっかく外から人に来てもらうなら、その人ならではの企画にしたい。

大きなのテーマとしては「前を進む人として、背中を見せる」ということ。

具体的には、阿部さん自身の姿と、阿部さんの得意分野(クイズやアナログゲーム)を生徒に見せてほしいと思い、「大学生の自分自身」「アナログゲームのワークショップ(集会)」という2つのテーマをお願いしました。

 

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1つめのテーマの設定の狙いは、14、15才の中学生が今立っているところ・向かっているその先の高校生活、大学進学・就職へ、より具体的な展望を持てるように、卒業を控えた1人の大学生が振り返った「中学・高校の勉強」というものについての話をしてもらうことです。

※勉強をがんばらせたいから「勉強が大事」って思えるような話をしてください、とお願いしたわけではないです。

成績のために勉強する、受験があるから勉強する、勉強しなさいって言われるから勉強する、そうした手段としての学びではなくて、それ自体を楽しむ学びが見つかるきっかけとなれば、という思いから敢えて「阿部さんが大学で一番頑張った授業」についても触れてもらいました。

一般論ではない、個人の、具体的な目線での話は「勉強そのものに対する印象」と「大学」という場所に対する興味・印象を(それ以前よりも)それぞれポジティブにさせる結果となりました。

 

 

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2つめのテーマの設定の狙いは、熱量のある「好きなもの」に触れることです。

中学生は高校選びを始め、今後多くの場面で「道を選ぶ」ことに迫らせます。

その時の基準となる一つの軸に「好きなもの」「興味のあるもの」があります。

その「好きなもの」「興味のあるもの」がある人に触れることで、自分にとっての「好きなもの」「興味のあるもの」は何だろうと考えるきっかけになればと思っています。

また、「好きなもの」に素直に熱中している人の行動力はすごいもので、声をかけて人を集めたり、サークルを作って運営したり、イベントを開催したり。。。

そうして精力的に活動している人を見ると、自然と自分もがんばろうと思えることがあります。

そんな人の熱に当てられると、ボードゲーム自体にはあまり興味がなくても「自分もそんなふうに何かやってみよう」と思える日が来るかもしれません。

 

一人の大学生の背中を見て、何か感じて自分自身を見つめるきっかけになればいいなと思います。

 

 

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これが今回のイベントの大きな理由ですが、個人的にはもう一つ。

ぼくは中学校の頃、部活の他に近所の大学のオーケストラに参加したり、大人の吹奏楽団に参加して、自分より年上の人との交流がありました。

そこでの経験は今でも覚えている貴重な経験で、自分の視座を広げることになりました。

今回はその時お世話になった大学生や大人の人への恩返しのようなものだと自分の中では解釈しています。もちろん、生徒のためでもあります。

 

上の世代から受けた恩は、下の世代に返していくものだと思っているので共感してもらえると嬉しいです。

 

甘えられるところでは目一杯甘えていきたいものです。

 

最後に

この企画が実現したのは ヒマラボ のおかげです。

domino613.hateblo.jp

一般社団法人ヒマラボを設立しました|ヒマラボのnote|note

 

生徒にはレスポンスやフィードバックが大切であること、

ありがとうの気持ちは言葉ではなく行動で表すものだと日頃言っているので

こうして振り返りの記事を書くことで自分なりの背中を見せたつもりです。

 

次回の参加するヒマラボで成果発表としようと考えています。

それでコミュニティに報いることができればいいな。

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主宰する 森田泰暢 先生は「やってみたらええんとちゃいます?」というのが口癖で基本的にはイケイケGO! GO!な方です。

 

みんなも「好きなこと」「興味があること」は とりあえず

やってみたらええんとちゃいます?