ゼミで何度も繰り返している超基本的な確認テストをいつまでも合格しない甘えん坊の3年生たちがいる。
先週、
「来週は休み前の最後の授業だから絶対に合格できる準備をしておいで」
と言ってみたけど不合格。
スーパー甘えん坊。
まあそれくらいの助言できちんと準備してくる実直な生徒のほうがレアだから、よくあるわかりきった結果だけども。
しゃーないから授業のなかで覚え直す時間と再テストの時間をとると、まあ合格できるわけですよ。
能力じゃなくて姿勢の問題。
2年生も3年生と同じテストをして、今日は一発満点合格だった。
中学校の勉強ができるかどうかは、能力の前に性格の問題が大きい。
伸びる生徒は、勉強を教える以外に指摘することがない。
挨拶も返事も、持ち物も提出も、相談も連絡もきちんとできる。
教えた方法で勉強するし、テストの準備もしっかりしてくる。
伸びない生徒は、先生や勉強に対して、悪気なく無礼で不誠実なことが多い。
適切なタイミングを見計らいながらその無礼さと不誠実さを指摘して改善していかないと勉強ができるようにはならない。
生徒は傷ついたり理解できなかったりすることもあるが、必要な指摘だと考えている。
生徒に指摘するときは、その生徒の背景、親御さんの想いを想像し、何度も何度も伝える言葉を考えてから話すようにしている。
その場に親御さんがいても
その生徒が自分の子でも
その生徒が自分自身でも
それでも言える伝えたいことしか言わないようにしている。
まだまだ失敗することもあるが。