春から通塾してくれている新中 1 生。
はじめは集中力が 2 秒しかもたなかったけど、80 分の授業を通して集中できるようになってきた。
入塾面談で「算数はダイジョブ!」と言っていたけど、勉強を始めてみると、小数分数はもちろん、1 桁の足し算引き算も間違えるくらいダイジョブじゃなかったので、小学校内容の計算からコツコツやり直してきた。
今日はピョンとジャンプしたような成長が見られて、正負の数の四則が 7 割方合うようになってきた。
コツコツ続けているとそういう日がきてうれしくなる。
あせらずしっかり定着させるように反復練習を続けていく。
学習内容の習得に時間がかかる子は「勉強の仕方」の問題じゃなくて、大人がつきっきりで手元を見ながら勉強していく必要がある。
特に、数学が苦手な子は、1 学期後半から出てくるような文章題、関数、図形などをさせても、その場しのぎで何ひとつ頭に残らない。
数字や文字の扱いに慣れるまでは、学校の授業進度から一度離れて、数・文字の計算や方程式の計算を徹底的に反復していたほうがいい。
計算に難がなくなってきたら、文章題、関数、図形などに取り組み始めればいい。
ただ計算ばかりだと飽きもくるしつまらなくもなってくるので、そこは適度な休憩と会話が大事かなと思う。
数学が苦手な子には、そのような勉強の進め方をしてくれるつきっきりの先生と、目の前の成績にとらわれずその子のペースの成長を待てる親が必要だと思う。
数学が苦手で嫌いだった生徒が、数学が好きになって高校や大学で理系に進むようになるので、いいやり方かなと思っている。