塾で実施した中間テストの結果、順位表を配布した。
結果に関して親に怒られたという話があった。
結果に関して不満や怒りがあるのなら、まず私に言っていただきたい。
すべてに対してきちんとお答えする。
そして今まで、子供が中学生になっても前向きに勉強に取り組むために、勉強ができるようになるために、日々どんなことを考え子どもにはたらきかけてきたのか、どんな試行錯誤をして子どもと一緒に学習に取り組んできたのかを教えていただきたい。
何点取れば満足するのかを教えていただきたい。
乱暴な言い方だが、中学校の勉強の出来は家庭の環境と習慣が表れたものだ。
まだまだ勉強に対する姿勢は甘い生徒ばかりだが、ひとつひとつ気付いて、改善しようとして、泣いても怒られてもちゃんと来て、できることを増やしていこうとがんばっている。
結果を見て怒るというのは私には信じられない。
1点上がった「だけで」大喜びしたり、1点落とした「だけで」泣いて悔しがる生徒もいる。
結果の価値は本人だけが決めるものだ。
私はそれを生徒たちから教えてもらった。
順位表を出すのは人と比較するのが目的ではない。
自分の位置を確認し、次に自分がどう変わっていくかを考えるための道具でしかない。
怒られるためのものではない。
結果に関して不満や怒りがあるのなら、まず私に言っていただきたい。
家でそう伝えるように、生徒たちに話しております。
Keita