ナイアん家

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卒業作文/コウキ

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コウキ/修猷館

 

入試を終え、結果が出た今の率直な気持ち

第一志望の学校に合格することができたという嬉しさもありますし、これから3年間挫けず頑張ろうという気持ちもあります。今年は入試の時間が延長されて、問題が変わるかも知れないしあまり変わらないかもしれないと言われていたので、僕も「記述の問題が増えるといいな」と少し期待しながら試験を受けに行きました。模試ではD、C判定ばかりが続いていてとても不安でしたが、自分の持っている力や自分の知識を総動員して問題に取り組みました。1時間目の国語では、大問数が1つ増え動揺しましたが、私立のときの反省を生かし、分からない問題はとばしていきました。2、3時間目の数学、社会では、説明、記述の問題の割合が大きくなっていて嬉しかったです。テストが全て終了したときから、僕の口角は上がりっぱなしでした。私立のときにはあまり感じることができなかった「手応え」を十分に感じていたからです。家に帰ってすぐ塾に行って自己採点をすると、その手応えは確実なものとなりました。だけど次の日学校で、同じ高校を受けた人が自己採点が僕より上なのに「駄目かも」と言っていて、「そんなこと言っとったら僕はどうなるんや?」と、さっきまでの「手応え」を失い、少し不安になりました。その日から合格発表まで毎日、不安と期待が交互にやってきました。合格発表の日は心臓がバクバクで倒れそうでしたが、自分の番号を見つけたときはもっと倒れそうでした。合格したことをいろいろな人に伝えると、みんな自分のことのように喜んでくれました。自分が合格できたのも今まで支えてくれた人がいたからだと思うので、その人達に感謝しています。また、私立高校の結果をうけて、中々やる気が出ず、寝てばかりいた僕にやる気を出させてくれた母親にも感謝しています。

 

受験勉強を通して変わったところ、成長したところ

1、2年生の頃は、勉強するといっても2~4時間くらいで、それもテストの直前だけでしたが、3年生ではその勉強時間が大きく増加しました。1、2年生のときは分からない問題があるとすぐ答えを見て理解したつもりになっていました(特に社会)が、塾に行くようになってからは、分からないところがあっても諦めず自分でやってみて、それでも分からないところは友達や先生聞きに行くようになりました。どうしてそうなるのかが分かるようになってから解く問題たちは、分かっていなかったときよりもおもしろく感じて、勉強が好きになりました。数学の計算や英語の読解の問題は、数をこなしていくうちに解くスピードがアップしたように感じます。僕は模試などでもそうでしたが、解ける問題を落としてしまうことがよくありました。しかし、自分でやる模試のときに思い切って問題を捨ててといていくと、今までとったことないような点数をとることができました。この時僕は「分からない問題を捨てる勇気」をgetしました。また受験勉強を通して、頭が成長しただけでなく、小さなことにも「ありがとう」と言えるようになったという点でも成長できました。

 

次の挑戦に向けて変えたいところ、直したいところ

僕は1年生のときから、定期考査のときでさえお腹がいたくなっていました。今では模試を重ねたお陰か、その頻度が低くなりましたが、時々いたくなります。公立入試の日はいたくなかったから良いですが、これから先、大切なときにお腹を痛めるのは絶対嫌なので、緊張や知らない人に早くなれて、これを直したいです。また、結果がでないと結構へこむという癖も早く直したいです。模試では最近CやDをとってもへこまなくなりましたが、最後のフクトでE判定をとったときは絶ぼうしました。私立の入試も合格して1、2日はよかったのですが、3日目くらいにクラスメートから「大濠のスーパー進学落ちた人は修猷館には受からんのよ」と言われました。そこで頑張って合格してやるって思えれば良いのですが、僕はへこんで勉強する気をなくしてしまいました。このすぐへこむ性格も変えたいです。これら2つのことに加えて、やる気がなくなると何もしなくなるところも直したいです。僕は集中力があるほうだと自分で勝手に思っています。集中状態が続くのは良いことですが、僕の場合それがいきなりプツンと切れてしまいます。なので何をしている途中でも、どんな問題を解いていても、鉛筆をおいて席を立ってしまいます。せめてやっていることは、解いている問題は、最後までこなせるようになりたいです。

 

印象に残っていること

先生方は、僕が模試でどんな結果を出しても「大丈夫。できるよ」と僕を勇気づけてくれました。この言葉は僕の心の支えとなり、僕に元気を与えてくれました。初めて塾に行った日のことは今も覚えています。すごく緊張しました。初めての授業のときは、先生は2人ともすーごく真面目で、怖い人なんだろうなと思っていましたが、塾に通ううちに、授業がおもしろくて、やさしい先生達なんだなと気付いたし、緊張もなくなっていきました。おとまりチャンピョンはすごく印象に残っています。夏休み、塾に入って1、2か月しか経っていないころに、こんなイベントがあることを知って、「塾でこんなことするんや」と驚きました。他にもプールに行ったり、焼き肉に行ったり、お寿司に行ったりと、他の塾ではできないようなことができてとても楽しかったです。また、先生が「計画を立てて勉強しなさい」といってスケジュール帳を渡してくれたことも印象に残っています。はじめのほうは自分で立てたスケジュールがハードで、全然こなすことができませんでした。そんなときにリスケジュールを教えてくれました。このことから、自分のできる範囲で計画を立て、その計画をときどき見直すことが大切だと学びました。

 

こんな高校生活にしたい

高校に入ると勉強する量が増えるので、最後まで挫けず勉強に取り組みたいです。また、大運動会や文化祭にも精一杯取り組み、一生の思い出になるようなものにしたいです。オープンスクールのときに先輩が「定期考査の問題が結構難しい」と言っていたので、少しわくわくしています。日頃の予習、復習を欠かさず行い、読書もして、みんなにおいていかれないように、みんなの先頭に立つことができるように頑張りたいです。英語は1年生のときから変わらず好きな教科だったので、高校でも沢山勉強したいです。苦手な社会も英語と同じくらい勉強して、苦手な教科をなくしたいです。あと部活動にも入って充実した高校生活を送りたいです。兎にも角にも、これから3年間、色々なことに全力で取り組んで、後悔のないようにしたいです。

 

三年後の自分へのメッセージ

三年後の自分へ

高校生活はたのしかったですか。たのしくなかったということはないでしょう。今の僕は課題に追われながらも、どんなこと勉強するんだろ、どんな運動会になるんだろ、どんな文化祭になるんだろ、どんな人と友達になるんだろ、と、これから始まる高校生活をとても楽しみにしています。三年後の僕に言えることは少ないけれど、どうか浪人だけはしてませんように。あと、今の僕が変えたいところ、直したいところはしっかり直っていますか。また、新しく変えたいところ、直したいところが出てきたことでしょう。また頑張って、長生きしてください。

 

後輩へのメッセージ、アドバイス

はじめのうちは分からないことばかりで勉強する気がなくなりますが、❝なんでそうなるの?❞という疑問を持って自分で調べたり、友達や先生に教えてもらったりしているうちに、「分かること」がどんどんふえてきて、分からない問題が分かる問題に変わっていきます。そうすると勉強も苦じゃなくなって、すごく楽しいことになりますよ。そのためには今から3年生の内容も学習しつつ、1、2年生の内容も少しずつ確実に復習していくことが大切だと思います。僕も塾に入ったばかりのときは、分かる問題よりも分からない問題の方が多くて、夏休みは目から血が出るくらい過去の内容を復習しました。全部頭に入ったからといって油断すると、またすぐ忘れていっていまうので注意してください。定期的に復習を重ねていくことで段々と頭からぬけていく量が少なくなっていきました。あと、好きな教科だけじゃなく、嫌いな教科の勉強も早めにしていたほうがいいと思います。僕は社会科を最後にまわし、英語ばかり勉強したことを後悔したことがあります。大すきな教科ばかり勉強していると、模試など、テストの点数のバランスが悪くなるので、どの教科でもバランスよく点数をとれるように頑張ってください。僕は、国語と数学がいつも他と比べて低かったので、作文を最後まで書けるように、計算をはやくできるように頑張りました。分からない問題にであったときは、躊躇することなくすぐ捨ててください。捨てないでその問題に時間を使っていると、分かるはずの問題までおとしてしまうことになるので、「その問題を最後まで解く粘り強さ」よりも「その問題を捨てる勇気」のほうがテストの時は大切になってきます。僕も今ではスパッと問題を捨てることができますが、つい最近まで❝何か分かる気がする❞と、問題を捨てることができませんでした。でも❝何か分かる気がする❞で分かったことは一度もありませんでした。諦めて降参しましょう。このとき捨てた問題は、家に帰ってもう一度考えてみると良いと思います。しっかり解説を読むと、似たような問題があったときに❝こん前のやつや!❞っていってとけるようになると思います。模試や学校のテストの結果を受けてへこむのはやめておいたほうが良いです。あまりにも悪いときはへこむかもしれませんが、少し下がったくらいではへこまないようにしましょう。僕もへこんでいましたが、へこむより間違っていたところを見直したほうがよっぽど効率が良いと思います。Believe in yourself! You can do it.

 

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