ナイアん家

STUDY ROOM nai`a の Blog

テクマクマヤコン

今日は僕の中で大事な日だった。

学校によって日程が違った期末テストがすべて終わり、入試のみに向けてスタートする週明け初日。
順調に伸びている子もいるが、そうじゃない子もいる。
伸びていないのはひとえに本人の不勉強だが、それで切り捨てたら出会った意味がない。
伸ばすため、課題をするようになるため、笑って楽しく通えるようになるために、残りの期間どういう振る舞いでいくか、何を伝えるか、どんな課題を出すか。
毎日毎日目が覚めた瞬間から眠りに落ちる直前まで考えに考え抜いた。
考えに考え抜いたあと、ふっと空になった瞬間に答えが降りてくることを僕は知っている。

今日を良い日にするための布石として、先週の土曜日に数学と理科の課題を出しておいた。
今回の期末テストの範囲より少し広いぐらいのページ数だ。
普段からよく勉強している子たちが一日で終わらせる量だが、今まで少量の課題にもまともに取り組まず終わらせなかった子たちとっては膨大な量だろう。
課題を出す際に特に真剣に深刻に諭すわけでもなく、いつも通りに出した。
もちろんより強く定着させるためでもあるが、テストが終わったばかりの今、意識が変わりだしたように見える子たちがどれだけ自分のために行動できるかを試すためでもあった。

こんなことは気色悪くてここでしか言えないが、土曜日の授業が終わってみんなが帰ったあとから今日までずっと、

やっぱり言うのはやめておこう。
とにかく祈っていた。

そして今日、いつも通り、いや、こちらとしてはいつも以上に愛と勇気を込めた授業を終えたあと、課題をやったノートをひとりずつ見せに来るように指示した。
お、誰も顔が曇らないぞ。

ん、やってるね。よくできてるね。すごいじゃん。

ん、やってるね。質問は?そうかそうか。

ん、やってるね。よくやったね。顔つきが変わったね。



全員やってきてるぅー!



風邪ひいてる子もバカの子もアホの子も全員が全部終わらせてくるって・・・
課題をやるとかやらないとかいつまでも幼稚なことで怒られて泣かされてた子たちがやっと・・・

ムツゴロウさんみたく撫でまわして舐めまわしたいのはやまやまやまだったが、それは自粛しておいた。

駄菓子菓子だがしかし、合格安全圏にいる子はひとりもいない。
こちらの言い訳に聞こえるかもしれないが、はっきり言って志望校が実力相応じゃない。
意地でもなんとか引っ張り上げるから調子乗ってんじゃねーぞ!

なんて言いながら、今日はみんなのがんばりに人知れず感動してひとりで泣きそうになっていたことはひみつのアッコちゃん。

ラミパスラミパスルルルルル~とか言って、ヘナチョコクソガキにもどらないでね。
頼むから。


Keita